授乳室・ベビー休憩室を設置する時に用意すべき4つのアイテムをご紹介
以前は珍しかった授乳室も、最近では多くの施設で見られるようになりました。「授乳室がないとその施設に行かない」と考えるママも今では多いようです。
実は一口に「授乳室」と言っても、置いてある設備や広さなどによって「ベビー休憩室」や「おむつ替えスペース」、「ベビールーム」などという呼び方もされます。
今回はそれらを細かく分けずに、一括りに「授乳室」としています。設置を考えている方に向けたアイテムの紹介記事です。
なぜ授乳室の設置が必要なのか?
ベビーカー利用者の外出の増加
授乳室が求められている背景として、様々な施設の「バリアフリー化」が大きく影響していると思われます。バリアフリーになることで、ベビーカーのまま施設を利用することができるようになりました。
その結果、施設内で赤ちゃんのお世話をする機会が増えたことが、授乳室の設置を求める声になったという背景があります。
義務化された
国のバリアフリー法の改正などに伴い、各自治体で授乳室などの設置を義務付ける条例が整備されています。
ここでは東京都の場合を確認します。
(参考)建築物バリアフリー条例
授乳及びおむつ交換のできる場所の設置が義務付けられる特別特定建築物
ご存じない方も多いと思いますが、「ベビーベッド」、「ベビーチェア」、「授乳室(授乳及びおむつ交換のできる場所)」の3つの設備は、条例によって設置が義務付けられているのです。
床面積などの制限もありますが、以下の施設では授乳室の設置は必須です。
- ・病院又は診療所
- ・保健所、税務署その他不特定かつ多数の者が利用する官公署
- ・集会場又は公会堂
- ・百貨店、マーケットその他の物品販売業を営む店舗
- ・ホテル又は旅館
- ・博物館、美術館又は図書館
- ・展示場
もちろん、これらに該当しないからと言って授乳室の設置をしないのは、利用するママさん達に不便を与えてしまうのでおすすめできません。ただ上記の施設でもし授乳室がない場合は、設置は義務となっています。
ベビーチェア、ベビーベッドの設置が義務付けられる特別特定建築物
また、ベビーベッドとベビーチェアにも設置義務がありますので、以下に同じように施設の一覧をあげておきます。
- ・病院又は診療所
- ・集会場又は公会堂
- ・保健所、税務署その他不特定かつ多数の者が利用する官公署
- ・老人ホーム、保育所、福祉ホームその他これらに類するもの
- ・老人福祉センター、児童厚生施設、身体障害者福祉センターその他これらに類するもの
- ・博物館、美術館又は図書館
- ・診療所
- ・百貨店、マーケットその他の物品販売業を営む店舗
- ・飲食店
- ・郵便局又は理髪店、クリーニング取次店、質屋、貸衣装屋、銀行その他これらに類するサービス業を営む店舗
- ・展示場
- ・ホテル又は旅館
- ・体育館、水泳場、ボーリング場その他これらに類する運動施設又は遊技場
※詳細を知りたい方は、東京都都市整備局の関連ページをご覧ください。
安全・快適に過ごしていただくため
法律で規制されていなくても、不特定多数の方に来ていただく施設に授乳室は設置すべきです。特に赤ちゃん連れのママが利用する施設にまだ設置していない方は、ぜひ早めに検討していただきたいと思います。おむつ交換台がないことで、利用者に不便をかけてしまうためです。
今では近くの授乳室やおむつ交換台が見つけられるアプリもあって、利用者も増えています。しかし探しても近くになかったり、簡単に入れない場所にあると、使用するのも一苦労です。想像してみてください。ママが赤ちゃんのおむつ交換をしたいと思った時は、急いでいることが多いでしょう。
授乳に関しても同じです。赤ちゃんがお腹をすかせて泣いているのに、授乳室がなければとても困ってしまいます。車で来ていれば車内に戻って授乳することもできますが、不便な上防犯上も好ましくありません。
より多くのお客様へ来ていただくため
前節で述べたように、外出先で授乳室やおむつ交換台がない時に困った経験をしたママは多いようです。そのような事態を防ぐために、事前に立ち寄る施設に授乳室やおむつ交換台があるかどうかをチェックするママさんが増えています。
要するに、「授乳室やおむつ交換台がない施設には立ち寄らない」ママが多いということ。来られた方にご不満を抱かせてしまうだけでなく、来訪者が減少すれば施設の運営にとってもマイナスでしょう。赤ちゃんやママにとっても、そして施設の運営側にとっても、授乳室やおむつ交換台は必ず設置するべきだと言えます。
授乳室の必要性に関するアンケート
また「母と子の育児支援ネットワーク」の『外出時の授乳に関するアンケート』によると、
Q 乳児を育てているご家族が外出するために最も必要だと思われるものという問いに対して、
A プライバシーが保たれて、お母さんが安心して授乳できるスペース
が34.3%と一番多くの回答を得ていました。
どれだけ授乳室が求められているかが分かるアンケートです。
また同じアンケートの中で
Q 授乳ゾーンを利用したことがありますか?
という問いに対しては、A 利用したことがあると答えた方が91.2%にも及びました。
今や授乳室の利用は、当たり前のことになっていることが分かります。
授乳室に置くべきアイテム
これから授乳室を設置したいとお考えの方に、最低限これだけは用意してほしいというアイテムをご紹介します。
おむつ交換台
言うまでもありませんが、赤ちゃん連れの場合おむつ交換は定期的に必要な作業です。ベビーベッドで代用することもできますが、やはり用途を考えると、一番適しているおむつ交換台を設置すべきでしょう。
ヤマサキ 業務用おむつ交換台 G-001
当店特別価格 ¥107,800(税込)
上の商品は、弊社製(ヤマサキ製)のおむつ交換台です。やさしい木目とオフホワイトの革張りで、どんな施設にも合うデザインになっています。サイドの壁面が手前に向かって低くなる設計で、安全性と使い勝手を両立しています。転落防止のためのベルトがついているので万が一の時にも安心です。
また寝台の下に収納棚もついていますので、ちょっとした手荷物なども置けて便利です。ヤマサキ製のおむつ交換台は4種類ありますので、気になった方は以下のページから比較検討してみてください。
授乳チェア
普通の椅子でも授乳はできますが、授乳チェアがあると肘を置いたまま抱っこして授乳ができるので、長時間授乳していても疲れにくいメリットがあります。種類にもよりますが、授乳チェアは普通の椅子に比べて深く腰掛けることができるのでママの腰や背中の負担を軽減することもできます。
授乳サポートチェア G-004
当店特別価格 ¥79,200(税込)
多くのママさん達の声から生まれたのが、ヤマサキ製の授乳チェアです。丸い形に設計された背もたれは、ママの腰をやさしく包み込みます。また肘を置いて授乳することもでき、適度な硬さと柔らかかさを併せ持ったクッションが抱っこした腕の負担を吸収してくれます。
ダストボックス
おむつを交換した後には、おむつを回収するためのゴミ箱が必要です。ただし普通のフタのないゴミ箱だと、おむつの臭いがしたり、衛生面でも問題があります。また見た目的にもあまりよくありません。そこでおむつ交換台とセットでダストボックスも用意しておくことがおすすめです。
1口ダストボックス
当店特別価格 ¥63,800(税込)
さきほど紹介したおむつ交換台 G-001と同じ赤松を使用したダストボックスです。木肌のナチュラルな色はどんな部屋にもマッチします。また荷物置きとしても使用できるため、おむつ交換台と並べて使用する方も多い人気商品です。
ベビーベッド
施設にもよりますが、授乳室(ベビー休憩室)にはベビーベッドを用意しておくと親切です。もちろん赤ちゃんを寝かせておくこともできますし、ベビーベッドに乗せたままお着替えやおむつ交換などのお世話をすることもできます。
ハイタイプベッド ハイクラウン(立ちベッド)
当店特別価格 ¥39,600(税込)
このベビーベッドは業務用としても使えます。床から寝台までの高さが70cmほどあるので、ママは立ったまま赤ちゃんのお世話ができます。色もナチュラルで傷なども目立ちにくく、頑丈に作られているので長期間の使用にも耐えるコスパの良い商品です。病院や各種施設で多くご利用いただいております。
以上の4点が授乳室におすすめのセットですが、他にも、離乳食を温める時などに使う電子レンジや、湯沸かしポットがあるとなお便利です。哺乳瓶を洗浄する時に使うシンクなども完備されていると完璧でしょう。
授乳室セット
授乳室は、おむつ交換台だけで完成するものではありません。ここで紹介したダストボックスや授乳チェアなどを揃える必要があります。
以下で、よく一緒に購入される商品をご紹介します。授乳室の設置の際に参考にしてみてください。
さいごに
今回は授乳室設置のためののアイテムをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?弊社では国産のおむつ交換台やベビーベッドをはじめ、多くのベビー用品を取り扱っております。もし授乳室(ベビー休憩室、ベビールーム)の設置をご検討の方は、ご相談をお受けしますので、ぜひお気軽にご連絡ください。